チェコの医学部進学を目指すための予備コースについて、日本人学生がそれぞれの経験を語ってくれました。予備コースは、中央ヨーロッパ最古のカレル大学で行われています。
ÚJOP Infopoint: こんにちは。今日は、ÚJOPのポデブラディセンターからお送りいたします。私はÚJOPプラハの学生課から来ました、日本人スタッフのMarikoです。
今日は現在、ポデブラディで勉強されている日本人の現役の学生さんに来ていただきました。RunaさんとKazumasaさんです。よろしくお願いします。
今日は色々聞きたいことがあって、日本語でお話ししてもらおうと思います。
まず、なぜチェコの大学で勉強しようと決心されましたか。他の国やヨーロッパの国、または日本という選択肢はなかったのか、その理由などをお聞かせください。
なぜチェコ共和国で医学を勉強しようと決心しましたか。
Runa: 私は高校の先輩でハンガリーの医学部に進学している方がいて、それを知ってから、他の国もあるのかなと思ってインターネットで調べてみて、チェコを見つけました。
日本の医学部ももちろん考えていたのですが、やっぱり英語で医学を学べる、という将来的なアドバンテージがすごく大きいなと思って、留学を決意しました。
Study Medicine in Czechia in English
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エージェントなしでチェコ留学
Kazumasa: 僕はここに来るまで日本の病院で働いていたんですけど、その時から医者に対して、その責任感だったり憧れがあって、医師になりたいなという風に思うようになりました。どの文献とか、論文を見ても、やはり英語で書かれていて、やっぱり英語がグローバルスタンダードだなと思うんです。だから英語で勉強したいと思って留学を決意しました。それでエージェントを使うことも考えたんですけど、チェコはエージェントを通してなくても来れるということを知ったので、チェコを選びました。
ÚJOP Infopoint: もうすぐ受験シーズンですが、チェコのどの大学で勉強したいかっていうのは、もう決めておられますか。
Runa: はい、私はカレル大学の第一医学部に進学を希望しています。プラハの中心にある大学なので、他の留学生だったり環境だったり、大いに刺激を受けながら勉強できそうだなと思います。
Kazumasa: 自分はカレル大学の第二医学部に行きたいなと思っています。小児医療にすごく力を入れていて、とても興味があるのと、日本人が非常に少ない環境であるので、そういった環境でその自分の英語力を試したいですし、そういう厳しい環境でやっていきたいので、第二医学部に行きたいです。
ÚJOP Infopoint: では、このÚJOPのコースを知ったきっかけは何ですか、どうやってこのコースに応募しようと思いましたか。
Runa: 最初はエージェントを通して応募しようと思ったのですが、ÚJOP のweb ページに、詳しい出願方法が載っていたので、自分でもできそうだなと思って、申し込みました。
Kazumasa:僕も海外の大学を探しているうちに、ちょうどカレル大学のホームページを目にすることがあって、それで知りました。
ÚJOP Infopoint: じゃあ、お二人ともインターネットを通じて、ということですね。
今はもう、チェコにいる訳ですけど、ここに来るまでの準備、特にビザの準備など、やはり大変でしたか。また困ったときはどうやって解決されましたか。
Runa: 私は学校のフタッフさんとメールを何度もやり取りさせてもらって、それで一つ一つクリアにしていくことができたので、大変ではあったんですが、すごく安心して準備を進められたかなと思います。
Kazumasa: そうですね、ビザの手続きはすごく時間がかかって不安だったんですけど、でも担当が日本人のMarikoさんだったので、不安なことは全部聞けましたし、本当にこれが大変だったということはなかったかなと思います。すごく安心して手続きができたかなと思います
ÚJOP Infopoint: ありがとうございます。では、今のコースの毎日の授業や、全体的な感想を聞かせてもらえますか。
コースの感想
Runa: まず、一番実感しているのは自分の英語力が上がったなということです。授業中に鍛えられる部分ももちろんありますが、授業外で、例えばノートを見せ合ったりだとか、分からない部分を他の留学生と教え合ったりする中で、英語のコミュニケーション能力が身に付けられたかなと思います。
Kazumasa: そうですね、やっぱり英語力が最初に比べると上がったかなと思います。昔、留学していたんですけど、結構ブランクがあって、やはり大変だったんですけど、グループディスカッションとかが結構多くて、アウトプットする機会が多かったので、それも英語力の上達につながったのかなと。
ÚJOP Infopoint: 今このコースでは、どんな教科を勉強されていますか。
Runa: 理系科目の生物、化学、物理。言語系が英語、チェコ語、医療英語、ラテン語です。
ÚJOP Infopoint: その中で、どの科目が一番役に立っていますか。
Kazumasa: そうですね、生物は大学に入ってもすごく役に立つかなっていう風に思います。医療英語のほとんどがラテン語から来ているんですが、ÚJOPでは、ラテン語も文法から教えてもらえるので、難しいですけど、すごく役に立つと思います。
ÚJOP Infopoint: では反対に、このコースの足りない部分、もう少し改善してほしいという点について教えてください。
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Runa: 私は今ちょっと思いつかないですね。すごく充実しています。学習する教科の数がそれなりに多いので、毎日の予習復習や宿題もあって大変なんですが、そこは自分の頑張り次第かなと思います。
ÚJOP Infopoint: 授業以外で、学生課のサポートなどはありましたか。
Runa: チューターとかはいないですが、先生方がいつでも質問ウェルカムという感じなので、私はよくMS Teamsでメッセージを送ったりして、質問に答えてもらっていました。
チェコに住んでみて
ÚJOP Infopoint: このコースは英語プログラムのための予備コースですが、チェコ語も勉強しておられますよね。チェコ語についてはどうですか。日常生活でチェコ語を使ったりしていますか。
Runa: 日常生活ではチェコ語が必須だなぁと思っていて、特に買い物の時とか、あとは公共交通機関を使う時なんかもそうです。まだ簡単なフレーズぐらいしか使えないですけど、授業で習ったことのアウトプットも含めて、頑張って使うようにしています。
ÚJOP Infopoint: チェコの生活はどうですか。いろいろ文化の違いだったり、食べ物のこととかもあると思うんですが。
Runa: チェコ料理はすごく美味しいと思いますし、この町にもアジアンレストランが何軒もあったりするので、食べ物に困った記憶はないですね。全体的に自然豊かで、暮らしやすいと思います。
ÚJOP Infopoint: Kazumasaさん、チェコ語はどうですか、毎日聴いたり使ったりしていますか。
Kazumasa: そうですね、やっぱり難しいなあと思います。ただ大学で実習に行った時とか、必須だと思うので、やっぱり頑張って勉強していかないといけないかなと思います。
ÚJOP Infopoint:この街の雰囲気はどうですか。
Kazumasa: 普段はプラハに住んでいるんですけど、プラハはやはり大都市で、またポデブラディとはすごく違った感じで、生活にメリハリができるというか、しっかりここで勉強して、休日はしっかり休むというのができているかなと思います
将来の学生へのアドバイス
ÚJOP Infopoint: 今3月が終わるところですが、去年の3月、ちょうど1年前を思い返してもらって、何か自分に対してアドバイスしたいこととか、言っておきたいことがあればお願いします。
Kazumasa: そうですね、もうちょっと物理をやっとけばよかったなと思います。すごく物理が難しいので。あとは、ビザ手続きを開始したのが3月くらいだったんですが、もうちょっと早く始めておけばよかったなぁと思います。
Runa: チェコ語の勉強を、本当に基礎の部分だけは少ししてから来たんですけれど、もうちょっと出来ていたら、最初にここに来たときに(生活に慣れるために、やっぱりそれなりに時間がかかったので)その時間を短縮して、これからの受験に使う科目の勉強時間にあてられたかもしれないな、と思います。
ÚJOP Infopoint:では、日本に限らず、いろいろな国から来る留学生に対して、言っておきたいことはありますか。将来の学生たちへのアドバイスをお願いします。
Kazumasa: 大学を選ぶときに、チェコはまだ日本人の卒業生もいなくて実績がなくて、行く前は不安になることも多くて、ここに来てからもそれは変わらなかったんですけれども、オンライン授業でもそうですし、授業のレベルがすごく高いです。あと、日本人に対してもすごく丁寧に教えてくれますし、大学への進学率を聞いてても、日本人だからといって落とされるようなこともなく、真面目にやっていれば、コツコツ上がれるんじゃないかなと思います。チェコは街もすごく綺麗ですし、良い選択肢だと思います。
Runa: 日本だと、高校を卒業したら日本の大学にストレートに進むっていうのが主流というか常識という感じがまだあるんですが、そこでチェコの大学をもう一つの選択肢として入れるっていうのはハードルが高く感じるかもしれないんですけど、英語力に関しても、ものすごくできないとついていけないというわけではないと、ここに来て知ったので、将来の自分の可能性を広げたいと思ってる人には、すごくオススメしたい道だなと思います。
ÚJOP Infopoint: 本当はもっと色々聞きたいんですけど、最後に一つ。やはり留学生にとって大事なことなんですけど、チェコまたはこの街の治安はどうですか。安全ですか。危険を感じたことはないですか。
Kazumasa: 今まで結構いろんな国に行ったんですけど、チェコは本当に一番って言っていいくらい、安全だなと思います。身の危険を感じたことが一回もないと思います。
Runa: 私はチェコではこの町にしか住んだことないんですが、(あまりお勧めはでしないんですが)夜に、例えば友達と外を出歩いてても、危険という風に感じることはないので、すごく安全な国なのかなと思います。
ÚJOP Infopoint:それでは今日はこの辺で。いろいろお話を聞かせてもらい、ありがとうございました。
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